空き家は持っているだけで損?売却を検討すべき理由

少子高齢化や人口減少の影響で、日本全国で空き家が増えています。
総務省の統計によれば、全国の空き家は 約900万戸(全住宅の13%超) にのぼり、今後も増加が予測されています。
「実家を相続したけれど使っていない」「放置している空き家がある」――そんな方も多いのではないでしょうか。
実は、空き家をそのままにしておくと、思わぬリスクや負担が生じます。
1.空き家を放置するリスク
(1)固定資産税などの維持費がかかる
誰も住んでいなくても固定資産税や都市計画税は毎年発生します。
さらに老朽化が進めば修繕費や管理費が余計にかかります。
(2)倒壊や火災などのリスク
管理が行き届かない空き家は、台風や地震などで倒壊の恐れがあり、近隣住民への被害につながることも。
「特定空き家」に指定されると、固定資産税の優遇も外れて税負担が増える可能性があります。
(3)資産価値が下がる
建物は放置すればするほど劣化し、資産価値はどんどん下がってしまいます。
2.空き家を売却するメリット
- 固定資産税などの負担から解放
- 老朽化によるリスクを回避
- まとまった資金を手にできる
- 空き家の有効活用(新しい住まいや土地活用)につながる
特に、相続した空き家を売却する場合は「相続空き家の3,000万円特別控除」が使える可能性があります。
条件を満たせば、譲渡所得から最大3,000万円を控除できるため、税金を大幅に軽減できます。
3.売却以外の選択肢もあるけれど…
空き家を「貸す」「リフォームして使う」といった方法もありますが、
- 賃貸需要が少ないエリアでは借り手がつかない
- リフォーム費用が高額になる
といった課題があります。
結果として「売却」がもっとも現実的かつ安心できる選択肢になるケースが多いのです。
空き家をそのままにしておくと、費用・リスク・資産価値の低下といった問題が避けられません。
「今は使わないから…」と放置するよりも、売却という選択肢 を検討することが、将来的な安心につながります。
福井住宅流通では、空き家の 無料査定・売却サポート を行っています。
「このまま持ち続けるべきか」「売ったほうがいいのか」など、お客様の状況に合わせてご提案いたします。