🏠 空き家の維持費はいくらかかる?放置のリスクと対策【福井市】

1. 空き家の維持費はどのくらいかかる?

「相続したけれど使っていない家がある」
「売る予定はないけど、維持費が心配」
そんな方も多いのではないでしょうか。

実は空き家は、住んでいなくても 年間10万円〜30万円程度の維持費 がかかります。

▼ 主な維持費の内訳

項目年間の目安費用内容
固定資産税・都市計画税約5〜15万円所有している限り毎年発生
水道・電気の基本料金約1〜2万円解約していない場合
草刈り・庭木の手入れ約2〜5万円放置すると害虫・苦情の原因に
建物の修繕・補修約3〜10万円雨漏り・老朽化対策
火災保険など約1〜3万円物件を守るために継続が望ましい

築年数や立地にもよりますが、何もしなくても年間10〜30万円ほどの維持費が必要になります。


2. 空き家を放置するとどうなる?

● 法的リスク

「空家等対策特別措置法」により、管理が不十分な空き家は自治体から「特定空家」に指定されることがあります。
指定されると以下のようなリスクが発生します。

  • 行政から改善指導や勧告
  • 勧告後も放置すると 固定資産税の優遇が解除(最大6倍に増税)
  • 最悪の場合、行政代執行で取り壊され費用請求されることも

● 近隣トラブル

  • 雑草・害虫の発生
  • 不法侵入や放火のリスク
  • 建物の倒壊や瓦落下による損害賠償責任

放置すればするほど、リスクと費用が増大します。


3. 福井市の空き家対策・補助制度

福井市では、空き家対策として以下のような支援制度が設けられています。

  • 空き家バンク登録制度
     → 活用希望者とのマッチング支援。売却・賃貸の機会を広げられます。
  • 解体費用補助制度(対象地域あり)
     → 老朽化した建物の除却に対して補助金を受けられる場合があります。
  • 空き家利活用支援
     → 改修・リフォーム・移住促進などの支援制度も。

(※詳細は福井市公式サイト「空き家対策」ページを参照)


4. 空き家の維持・処分の3つの選択肢

  1. 定期的な管理を続ける
     清掃・点検・換気を行い、特定空家指定を防ぐ。
  2. 賃貸または売却に出す
     使用してもらうことで建物の劣化を防ぎ、維持費の負担を減らす。
  3. 買取・引き取りを検討する
     老朽化や立地条件で売れない場合、買取・無償譲渡での処分も可能。

5. まとめ

空き家は「住んでいない=費用がかからない」ではありません。
実際には毎年の維持費やリスクが積み重なり、早めの対応が結果的にコスト削減につながります。

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「使っていない家をどうするか悩んでいる」という方は、まずはお気軽にご相談ください。